RSAキーを使ってscp（Secure Copy）したい

　RSAキーを使ってsshのパスワードログインを制限すると，scpによる接続にもプライベートキー（秘密鍵）ファイルが必要になる。この「scp」コマンドによるファイル転送は，Secureなcp（コピー）が可能なツールとして，sshと合わせて利用されることが多い。

　ここではWindows上から手軽にscpができるツール「WinSCP」を例に挙げて解説しよう。WinSCPの起動後は次のようなウィンドウが表示されるため，「Private key file」欄右にあるアイコンをクリックし「identity」（プライベートキー）ファイルを指定すればよい。

ここでは「Host name」「User name」それぞれを入力し，マウスカーソル先のアイコンを押してプライベートキー（秘密鍵）を指定すればよい

　次のようにパスフレーズが問い合わされる。ここではRSAキーを生成した際に入力したものを指定すればよい。

RSAキーを生成する際に指定したパスフレーズの入力

　ログインが完了すれば下のような表示になるはずだ。経路が暗号化されている3desアイコン表示も見られるだろう。

左側がハードディスク上のローカルファイル，右側がリモートのサーバディレクトリが見える

このアイコンが見られれば暗号化されている証だ