運用負荷を軽減するホスティングとハウジング
データ・センターなどが提供するサービスには,サーバーのディスク領域をレンタルするホスティングや,機器の設置スペースを貸すハウジングがあります。ユーザーは両者の違いを理解した上で,自社サイトに合ったサービスを選ぶ必要があります。ECサイトの規模や運用の手間などからホスティングとハウジングのどちらを利用するか検討する | |||
自社運用 | ホスティング | ハウジング | |
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サービス開始までの期間 | システム機器そ独自に用意するため,時間がかかる | 事業者のシステム機器を利用できる分,サービス開始までの期間を短縮できる | システム機器を独自に用意するため,ホスティングに比べてサービス開始までに時間がかかる |
システムのカスタマイズや拡張性 | システムのカスタマイズや拡張を自由にできる。ただし,社内の設置スペースや回線の増強の手間などが制約になることもある。 | ホスティン・サービスの仕様に準拠した範囲で拡張が可能 ハードウェア構成の変更など,事業者のサービス仕様を越えた拡張は難しい |
システムの拡張が比較的自由 |
システム運用・保守の担当者 | 自社,あるいはMSPなどに委託 | ホスティング事業者が実施 | サイトの所有者,あるいはMSPなどが実施。ただし,ハウジング事業者が実施する場合もある |