コマンドラインでパスワードに有効期限を設定するには
パスワードに有効期限を設定するにはでパスワードに有効期限を設定する方法を紹介したが、そのためだけにX
Window Systemを起動するのは面倒だ。そのようなときは、chageコマンドでパスワードに有効期限を設定するといい。chageコマンドで使用する主なオプションは以下のとおりだ。
オプション
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内容
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-l | パスワードの有効期限を表示。ユーザーが自分の有効期限を調べるために使う。root以外でも実行可能 |
-M 日数 | パスワードに有効期限(日数)を指定する |
-W 日数 | パスワードの有効期限が切れる前に警告を表示する日数 |
-I 日数 | パスワードの有効期限が切れてから、ユーザーIDが無効になるまでの日数 |
chageの実行例を以下に掲載するが、Vine Linux 2.5を使っているため実行結果の表示が日本語化されている。Red Hat Linux 7.3やTurbolinux 8 Workstationのchageは日本語化されていない。
$ chage -l foo ←ユーザーfooのパスワード有効期限を表示 |
パスワードの有効期限を設定する場合は、rootでログインする必要がある。
# chage -M 30 foo ←ユーザーfooのパスワード有効期限を30日後に設定 |